
破損率をゼロに近づけるコツ
ウーバーイーツの場合、破損をしても弁償はありません。
さらに報酬がもらえます。
ですが、短い期間で破損回数が多い場合、アカウント停止になる可能性があります。
実際、筆者はウーバーイーツ1年目の時に、破損の多さでアカウント停止直前になりました。
詳しくは「短期間での複数の商品破損はアカント停止に」をご覧ください。
破損のケースの多くがホットの飲み物・汁物
破損のケースの多くがホットの飲み物・汁物です。
特に多いのがホットコーヒーです。
破損の原因は容器本体が弱いのと、フタが嵌合フタではないことです。
ホットの飲み物・汁物で薄い容器は危険
ホットの飲み物・汁物を受け取ったら、容器本体の強度を確認しましょう。
薄く柔らかい容器の場合、熱でさらに柔らかくなり、少しの振動でフタが外れやすくなります。
フタが外れると少しの漏れではなく、大きな破損になります。
またフタが嵌合フタかどうかの確認もしましょう。
容器本体に強度があり、フタが嵌合フタであれば問題ありません。
嵌合フタの場合、フタを二重にしたり、ラップは不要です。
カフェチェーン、ハンバーガーチェーンのホットドリンクは要注意です
カフェチェーン、ハンバーガーチェーンのホットドリンクは特別に注意が必要です。
容器本体が弱いのと、フタの形状が汁物用(嵌合フタ)ではないため、破損率が高いです。
多くのお店が、嵌合フタではないため漏れ防止のラップをしていますが、容器本体が弱いため少しの振動でフタが外れやすいです。
カフェチェーン、ハンバーガーチェーンで嵌合フタを使っているところはほぼないです。
熱で溶けてしまう容器を使っているお店も
容器がスープの熱で溶けてしまったり、変形してしまって破損するケースもあります。
先ほど書いたように、ホットの汁物案件は必ず容器本体の強度を確認しましょう。
容器本体が厚みがあり、硬ければ安心です。
マクドナルドのホットドリンクで漏れるケース
マクドナルドの場合、ホットコーヒーの場合フタを二重にするのですが、スタッフのミスでフタが二重になってない場合があります。この場合は漏れます。マックのフタは嵌合フタではないからです。
どんぶり型の容器は傾きに注意
どんぶり型の容器は底面の面積が小さいため安定感がなく、容器が傾きやすいです。
緩衝材を丁寧に詰めて、斜めにならないように固定させる必要があります。
斜めになった場合、嵌合フタではない場合、汁が漏れます。
破損のデメリット
破損のデメリットをまとめておきます。
- 渡せない状況の破損だとピック後キャンセルとなるので、配達員にとっては重いマイナスポイント
- 配達バッグが汚れてしまう。特に紙袋の梱包で破損をすると、バッグや洋服が汚れてしまい、配達業務が続行できなくなる
- 待っていた注文者に迷惑がかかる
- ピック後キャンセルの場合、ウーバーイーツ運営が全てを補償するので、配達員が破損を繰り返した場合、アカウント停止になってしまう
梱包に問題のあるお店は請けない 自分のアカウントは自分で守る
危険な梱包を配達員が見極めることが重要です。
某ピザ屋さんですが、ピザを薄い紙袋にそのまま入れて渡されたことがあります。受け取った時点で、紙袋にピザが染みています。このお店で3年ほど前にとったことがあったのですが、最近でも改善されず梱包は同じでした。
某中華チェーンで、餃子を薄い透明なプラスチックの容器で渡されることがありました。容器の真ん中一箇所をセロテープで止めただけで、左右に隙間があり、餃子が落ちてしまいます。
某春雨スープのお店はフタは嵌合フタではなく、ラップをしています。ただし容器の大きさに対してラップ幅が狭く、ラップを方向を変えて見た目を二重ラップにしています。これは意味がなくわずかな傾きで大きく漏れます。しかもどんぶり形状なので傾きやすいです。
某コーヒーチェーンはラップはしていますが、容器本体が弱いため、熱や蒸気でフタが外れやすいです。フタが完全に外れてしまうので、大きな破損となります。
某コンビニチェーンのホットドリンクはラップをしてあるお店とまったくしないお店が混在します。嵌合フタではないので、ラップなしだと隙間から漏れてしまいます。ラップなしのお店だと、ラップをお願いしても対応してくれないお店があります。
こういった梱包に問題があるお店は存在します。
残念ですが、配達員がウーバーイーツのサポートに連絡しても、お店側にフィードバックをしてくれません。
こういった梱包に問題のあるお店の案件を請けないことは自分のアカウント停止から守る上で重要です。
プロフィール
ウーバーイーツ配達員です。配達件数は25,000件を超えました。
実際に配達をしている立場から、書いています。
Xを始めました。寂しい状況です(笑)。お気軽にフォローをお願いいたします。 @h_bicycle2