
閑散期の過ごし方
ウーバーイーツの稼働でポイントになるのが閑散期の稼働です。
閑散期は春(4月〜6月)と秋(9月〜11月)です。
閑散期の時期は明確に決まっているわけではありませんが、筆者の過去のデータから定義しました。
この時期からウーバーイーツを始めた人は「予想より稼げない」と感じる人が多いと思います。
筆者も閑散期に始めました。
筆者が最初にウーバーイーツで経験したのは配達ではなく、1時間無音でした(笑)。
いまだにあの無音は忘れられません。
特に自転車は極端にリクエストが入らなくなる時期です。周りを見るとバイク配達員は動いているわけです。
実際に、東京都心で1〜2時間無音を経験したことがあります。
閑散期は時間を決めて稼働する
筆者の場合、閑散期は稼働時間を決めて、淡々とこなします。
単価や鳴りに一喜一憂しないようにしています。
稼働時間の延長はせず、時間が来たら帰宅。
閑散期はいつもだったら鳴るエリアやお店が鳴らなくなる時期です。
感情的にならないことです。
売上目標は年間で考える
閑散期に長時間稼働を行い、繁忙期と同じ売上を作る人もいます。
配達員の事情、価値観はそれぞれで、各人のやり方を尊重します。
筆者の場合、閑散期は30%低い数字を売上目標にしています。
さらに稼働時間は、繁忙期より短く設定しています。
配達員によっては、閑散期に旅行、休み、趣味の時間を入れる人もいます。
別の仕事の割合を増やす方もいます。
そういう方は通年で売上目標をたてている人です。
あらかじめ閑散期は少ない売上予算をたてて、年間売上目標を決めています。
閑散期の序盤は苦しい
閑散期で特に苦しいのが序盤の4月、9月です。
繁忙期の鳴りの記憶が残っていて、気持ちの切り替えができていないからです。
案件の選び方も閑散期に合わせて変える必要があります。具体的には配達エリアを広げる必要はあります。
特にきつい5月、10月
5月、10月は気温が過ごしやすく、イベントが多く、外出する機会が増え、デリバリーの注文数は減ります。
円安による物価高も影響している
2024年の4月〜6月は例年より厳しかったです。
これは円安による物価高も関係しています。
節約志向が強まっており、割高なフードデリバリーは避けられる傾向にあります。
閑散期は配達距離が増える
繁忙期は狭い配達エリア内で売上を作りやすいです。
案件を選べるので、短い走行距離で売上を作りやすいです。配達後もスムーズに次の配達が鳴りやすいです。
閑散期は配達リクエスト数が極端に減りますので、案件を選びにくくなります。条件を妥協して案件を請けることが多くなります。
普段は行かないエリアやお店に行くことが多くなります。
配達後も鳴らないので、加盟店が集まっているエリアへ戻るため、無駄な走行が多くなりがちです。
閑散期はお店での待ち時間が増える
鳴らないので、繁忙期では拒否している店(オペレーションに問題がある店)が鳴ってしまうと、やむをえず行く時期です。
調理待ちの場合、繁忙期ならすぐにキャンセルして、別の案件をとれば良いのですが、閑散期はキャンセルせず待つことが多くなります。
経験のないエリア、新しい待機場所を開拓する時期
普段行かないエリアを経験するのは閑散期の前向きな過ごし方です。
新しい待機場所を試す時期でもあります。
待機場所は加盟店が集中している場所で、待機しやすい場所を探します。
経験の薄いエリアに遠征して、経験を積む時期です。
苦手エリアが少ないほど、今後稼働しやすくなります。
他の配達員の動きが見えるスポットを避けよう
配達員が多い人気エリアで稼働する場合、他の配達員が見えない場所で待機しています。
他の配達員が動いているのが見えてしまうと、焦るからです。
冷静になれる状態で待った方がいいです。
電子書籍、動画などをあらかじめダウンロードしておいて、待機先で時間を潰すのも有効です。
閑散期は外でも過ごしやすい時期なので、公園で読書をしながら待機することも可能です。
過去の閑散期の稼働記録を見直す
閑散期は過度に悲観的になりがちです。
この時期に辞めてしまう人も多いです。
ソーシャルメディアを見ても、閑散期は混乱した投稿、悲観的な感想が目立つ時期です。
おすすめは日報をつけて、過去の閑散期の記録を読むことです。
日報が面倒であれば、配達アプリの1年前の記録を見直すのも有効です。
筆者は待機中に日報を書いています。
気持ち、思いを文字に書き出すと、冷静になれます。
過去の苦労していたことを思い出して、冷静になりましょう。
プロフィール
ウーバーイーツ配達員です。配達件数は25,000件を超えました。
実際に配達をしている立場から、書いています。
Xを始めました。寂しい状況です(笑)。お気軽にフォローをお願いいたします。 @h_bicycle2