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配達員視点からみたUber Eats(ウーバーイーツ)とWolt(ウォルト)のシステム・機能の比較

本記事はこれからUber Eats(ウーバーイーツ)とWolt(ウォルト)の配達をやってみたい方や、Uber Eats(ウーバーイーツ)は既に稼働をしているけど、 Wolt(ウォルト)も始めてみたい、この2社のシステム・機能の違いを知りたい人向けの記事です。

配達員視点から見た両社の違いをまとめてみます。

下記の情報は記事更新日時点での情報です。両社とも変化が早いので、情報が古くなっている可能性があります。

Woltの場合、バグ情報は運営から公表される

Uber Eats(ウーバーイーツ)の特徴の一つはアプリのバグ情報・不具合が運営から一切公表されない、説明されないことです。

執筆時点でもリクエスト時に、配達先の住所が正しく表示されない不具合が続いており、すでに一ヶ月間以上この不具合がおこっていますが、今だに公式のアナウンスがありません。

ウーバーイーツで、2022年年末に現金バグがありました。現金案件をオフにしている配達員に、現金案件がリクエストされる不具合です。これも結局、ウーバーイーツ運営からは一切アナウンスはありませんでした。

ウーバーイーツの場合、過去の不具合の履歴なども一切公表されていません。

Wolt(ウォルト)の場合、アプリの不具合がある場合、運営からしっかりアナウンスがあります。

後述しますが、Woltはサポート対応がしっかりしています。

両社とも自動配車システム リクエスト時に加盟店、配達先、見積もり金額、距離が表示される

Uber Eats(ウーバーイーツ)とWolt(ウォルト)とも自動配車システムです。

早押しではないので、リクエスト(配達のオファー)がきたら、車両を止めて請けるかどうかを判断できます。

リクエスト時に加盟店、配達先、見積もり金額、距離が表示されるのは両社とも共通しています。

Woltの場合、時間数が表示されません

Woltの場合、現金案件(代引き案件)がリクエスト時に表示されます。その代わりにウーバーイーツのようにアプリに現金オフの設定がありません。

Woltは加盟店の待ち時間が発生することが多い

ウーバーイーツの場合、一部の加盟店を除いてピックアップがスムーズです。

お店に到着して、スムーズに商品を受け取れます。

これはウーバーイーツだけを稼働をしていると気が付かない利点です。

スムーズなピックアップの実現は配達員が想像している以上に簡単なことではありません。

Woltの場合、お店で10分待ったりというケースが多いです。逆に案件を請けた時点で10分以上遅れているケースもあります。

遠い場所のお店から呼ばれることが多いのもWoltの特徴です。

Woltの方がウーバーイーツより報酬が高く設定されているのですが、加盟店へ向かう時間、加盟店での待ち時間を考えると一概に高いとは言えなくなります

時間あたりの報酬(1分あたりの報酬)はウーバーイーツの方が高い場合があります。

報酬を考える場合、トータルの配達時間を考えないといけないです。

Woltは待ち時間は報酬に加算されない

ウーバーイーツの場合、お店で待つ場合や配達先で待つ場合、報酬が加算される場合があります(加算されない場合もあります)。

Woltはいくらお店や配達先で待っても見積もり額に加算されません。

例えば、日曜日に極端に待つお店をとった場合、短距離案件の場合、 Woltでは報酬が安い可能性があります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)とWolt(ウォルト)の同時配達の違い

Uber Eats(ウーバーイーツ)とWolt(ウォルト)ともに同時配達案件があります。

ウーバーイーツの場合、最大3件までの同時配達があります。

ピック→ドロップドロップ、ピック→ドロップドロップドロップ、ピックピック→ドロップドロップドロップ、ピックピックピック→ドロップドロップドロップ、ピックピック→ドロップのパターン、ピックピックピック→ドロップのようなパターンです。

Woltの場合、最大4件までの同時配達があります。

ウーバーイーツのようなパターンに加え、ピックドロップピックドロップと混ざるパターンがあります。

これはウーバーイーツの予約リクエスト(配達員用語でいう数珠のこと)に似ています。

ウーバーイーツと違い、案件中には次のリクエストの依頼は画面に割り込みません。配達終了後に次の案件のリクエストがすぐに表示され、案件を請けるかどうかを決めることができます。

また細かい違いですが、Woltの場合、同時配達の依頼が消えてしまう場合があります。つまり同時配達の依頼は確定されません。

Woltの同時配達は仮依頼です。

ウーバーイーツの場合は、リクエスト時に請ければ確定されます。

Woltはピック前キャンセルは原則禁止に

今回の記事では様々なポイントを挙げましたが、致命的に重要なポイントです。

ウーバーイーツの場合、案件を請けた後、配達員側で即座にピック前キャンセル(商品受け取り前のキャンセル)ができます。

お店での待ち時間が長い場合や何かしらの理由でお店に行けない場合は、キャンセルができます。

この場合、他の配達員に案件が回ります。

Woltの場合、ピック前キャンセルをしたい場合、サポートにチャットでつないで、キャンセル理由を選び、お店や注文番号を伝える必要があります。

この場合、サポートとの特別な交渉は不要で、スムーズにピック前キャンセルができます。

Woltはピック前キャンセルは原則禁止です。

以前は、Woltのサポートにつないでキャンセルをすることが可能でしたが、残念ながら変更されました。

現在は、車両故障などの特別な理由以外は、ピック前キャンセルは原則禁止になりました。

ウーバーイーツは加盟店の到着時間、注文者への到着時間は配達員には表示されない

Woltの場合、配達員に加盟店への到着時間、注文者への到着時間が表示されます。

ウーバーイーツの場合、配達員側には加盟店への到着時間、注文者への到着時間が一切表示されません。

それぞれの到着時間は配達状況にあわせて変更され、加盟店や注文者に表示される仕組みになっています。

Woltは10分タイマーがない

10分タイマーの有無は両社の一番の違いと考えています。

筆者個人の意見ですが、Wolt稼働で一番のストレスになっています。

ウーバーイーツの場合、配達先に到着後、インターフォンを押しても出ない場合、10分タイマーをスタートさせます。

待っている間、配達員は2回電話をしないといけません。

そのまま連絡が取れない場合、タイマー終了後に配達を完了ができます。

実際に10分タイマーで配達完了するケースはほとんどありません

1000件に1回あるかないかです

筆者の場合、17000件配達をして、10分タイマーで配達完了したケースは10件もないです。

それでも10分タイマーの存在は大きいです。

10分タイマーは配達員のストレスを和らげる保険のような役割です。

Woltは10分タイマー機能がありません。

注文者がインターフォンに出ない場合、待ち合わせ場所に現れない場合はどのくらい待たなければいけないという基準がありません

Woltの場合、電話が繋がらない場合、サポートにつなげて判断をサポートに仰ぐという流れになります。

Woltは注文者との連絡は電話のみ、チャット機能がない

Woltは配達員と注文者との連絡手段は電話のみです。

ウーバーイーツの場合、チャットと電話の両方が使えます。ウーバーイーツでトラブル案件の場合、このチャットと電話の両方を駆使して切り抜けることになります。

チャットは住所が間違っている場合や、置き配への変更、待ち合わせ案件などに便利です

文字情報の方が便利な場合がありますし、配達員・注文者ともに電話より負担は少ないです。

チャットと電話の両方を適切に使い分けられるのが大きいです。

残念ながらWoltは電話しかないので、ウーバーイーツより対応が難しい場合があります。

電話だけでは住所は聞き取りにくく対応が大変です。

サポートとのやりとりは両社ともチャットのみ

ウーバーイーツ、Woltとも配達員とサポートのやりとりはチャットのみです。

Woltはお店・注文者への評価ができない

ウーバーイーツの場合、配達開始時にお店への評価、配達完了時に注文者への評価ができます。

配達員、加盟店、注文者を対等に扱うウーバーイーツの基本方針があります。

Woltは案件ごとの評価システムがありません。

お店、アプリ、サポートへのフィードバック機能はありますが、案件ごとの評価ができません。

注文者への評価はまったくできません

両社の考え方の違いがはっきり出ているポイントです。

追記:2023年11月
残念ながらウーバーイーツも配達員がお店と注文者への評価ができなくなりました。

報酬の支払いはWoltは月2回、ウーバーイーツは週払い

Uber Eats(ウーバーイーツ)とWolt(ウォルト)とも締日が固定で、自動で明細書が作成され、後日自動で振り込まれます。

ウーバーイーツは週払い、Woltは月2回払いです。

両社ともに配達員側が請求書を作る必要はありません。すべて自動です。

Woltはサポートと会話が通じます

ウーバーイーツの特徴の一つはサポートとの会話が通じないことです。

質問をしても的確な回答はほぼ返ってきません。

例えば、ピンズレ案件で「注文者に修正をしてもらいたい」という要望を簡潔に伝えても、ウーバーイーツの場合、基本的に無視され、回答になっていない定型文が返ってくるだけです。

サポートによってはピンズレ案件は報告不要ですと回答されたりします。

とにかくウーバーイーツのサポートは話が通じません

何を質問しても、限られた定型文しか対応しません。

Woltはサポートはコミュニケーションがしっかりしています

要望を簡潔に伝えれば、しっかり答えてくれます

Woltのサポートは責任をもって真摯に対応してくれます。

Woltのサポートのチャット機能は分かりにくい

Woltのサポートのチャットは接続後の操作が複雑です。

チャット途中の選択項目を間違えると、すぐの対応をしてくれない場合があります。

配達員アプリのチャット機能自体はウーバーイーツの方が操作はシンプルです。

Woltのマップは使いにくい

ウーバーイーツの配達員アプリの地図アプリは自動でズームされ、ストレスがありません。

Woltの場合、地図のズームは手動です。地図の動きもカクカクしています。

まとめ

筆者は、現在Uber Eats(ウーバーイーツ)とWoltの両方で配達をしています。

今回はそれぞれの特徴を配達員視点からまとめてみました。

 


プロフィール

ウーバーイーツをはじめよう
ウーバーイーツ配達員です。配達件数は25,000件を超えました。

実際に配達をしている立場から、書いています。

Xを始めました。寂しい状況です(笑)。お気軽にフォローをお願いいたします。 @h_bicycle2


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