
コーヒーチェーンやハンバーガーチェーン店のホットドリンクはフタが外れて破損しやすい理由
ウーバーイーツで運ぶときに一番神経を使うのがホットドリンクです。
特にコーヒーチェーンやハンバーガーチェーン店は注意が必要です。
各社ともラップをして、上からフタをしているのですが、フタが外れてしまい、大きく漏れてしまうことがおこります。
この場合、注文者に渡せる状態ではなく、注文者に連絡し、配達員のアプリでピック後キャンセル処理をすることになります。
バッグは汚れてしまい、商品の廃棄の手間など、すぐに次の配達ができない状況になります。
注文者に申し訳ないですし、配達員にとっても最悪の事態です。
またピック後キャンセルになりますので、配達員にとって大きいペナルティとなります。
ウーバーイーツの場合、ピック後キャンセルをしても、弁償は不要で、配達報酬をもらえます。
ですが、破損が多い場合、警告メールがきて、アカウント停止直前になります。
コーヒーチェーンやハンバーガーチェーン店のホットドリンクのフタが外れやすい理由
全体的な話ですが、筆者が配達を始めた2020年と比べると大きく破損する経験は減りました。
これは加盟店の梱包が嵌合フタの導入で改善されたことが大きいです。
デリバリー用の梱包をするお店が増えたということです。
ですが、コーヒーチェーンやハンバーガーチェーン店のホットドリンクだけはいまだに厳しい状況です。
少しの振動でフタが外れやすい梱包です。
破損の根本的な原因は、コーヒーチェーンやハンバーガーチェーン店は汁物に対応した容器(嵌合フタ)を使っていないからです。さらに容器本体が柔らかいのも原因で、蓋と本体がしっかりはまりません。
コーヒーチェーンをテイクアウトして、カゴに固定して運ぶとわかりますが、容器とフタの隙間から漏れます。嵌合フタではないからです。
さらにホットドリンクの場合、フタ自体が外れやすいです。
理由としては容器本体が柔らかい場合、熱でさらに柔らかくなり、フタが強くハマらないというのもあります。
嵌合フタを使用せず、漏れ防止に本体にラップを被せてフタをしていますが、蒸気がこもりさらに外れやすくなります。
コールドドリンクの場合は、ラップをしてもまだフタがしっかりはまるので破損しにくいです。
柔らかい本体容器に、ラップをしてフタをして、運ぶと、少しの衝撃でフタが外れて大きく漏れます。
コーヒーチェーンやハンバーガーチェーン店のホットドリンクを運ぶときは、神経を使う必要があります。
マクドナルドのホットドリンクが漏れない理由
ウーバーイーツでもっとも運ぶ回数が多いのはマクドナルドです。
マクドナルドのホットドリンクは漏れたことがありません。
マクドナルドのフタは嵌合フタではありません。
テイクアウトのドリンクを運ぶとわかりますが、容器本体とフタの隙間から漏れます。
マクドナルドの場合、デリバリーでは平べったいフタを被せ、その上から通常のホットドリンク用のフタを被せる工夫をしています。
容器本体も強度の高い素材です。
マクドナルドはコールドドリンクもフタを二重にして、漏れを防いでいます。
自社でデリバリーをやってきた経験を活かした実践的なノウハウです。
牛丼・とんかつ・うなぎチェーンのホットの汁物が漏れない理由
牛丼・とんかつ・うなぎチェーンは弁当本体とは別に汁物を運ぶことが多いです。
とくに豚汁は人気メニューです。
ですが、漏れることはほとんどありません。
理由はシンプルで、嵌合フタを使用しているからです。
これですとラップをせず、一つのフタをするだけで漏れません。
嵌合蓋の場合、横に倒れても漏れにくいです。
汁物の梱包は嵌合蓋を使うのがデリバリーでは原則です。
また牛丼・とんかつ・うなぎチェーンは容器本体もしっかりした素材を使っているため、容器本体とフタがしっかりはまります。フタが外れる心配がありません。
嵌合フタ+しっかりした強度の容器
で漏れないのです。
まとめ
秋冬はホットドリンク案件が多くなり、配達員は注意が必要です。
破損理由のキャンセルは、ピック後キャンセル扱いとなりますので、ペナルティは軽くありません。
破損はアカウント停止に直結します。
一方で、多くのコーヒーチェーンやハンバーガーチェーン店は嵌合蓋ではないため、各社はラップをしていますが、ホットドリンクはフタが外れやすいです。
現状では、加盟店の改善は期待できません。
現状ではホットドリンク案件は配達員側で注意をして慎重に運ぶ必要があります。
プロフィール
ウーバーイーツ配達員です。配達件数は25,000件を超えました。
実際に配達をしている立場から、書いています。
Xを始めました。寂しい状況です(笑)。お気軽にフォローをお願いいたします。 @h_bicycle2